2013年1月6日日曜日

厚生労働省の改編

厚生労働省は、

◯健康・医療
◯子ども・子育て
◯福祉・介護
◯雇用・労働
◯年金

などの分野を担当している省ですが、
一人の大臣がやれる範囲をはるかに超えているようです。

少なくとも、

◯年金
◯福祉・介護・子育て
◯雇用・労働
◯健康・医療

の4つぐらいに分けてみてはどうでしょう?
少子化が進み、世界最速の高齢化社会。
人の命のみならず、
経済にもリンクする重要な分野が非常に多い。

例えば、年金を本当に、ホントに100年安心の制度にして、
将来を安心できる国になれば、年金を貰う人のみならず、
現役世代ももっともっとお金を使うはず。

医療についても医者が少なくなっている。
特に小児科や出産などの病院。
これについても海外から招くのか、日本でもっと医者を増やすのか、
対応が早々に必要。

その他も重要な問題ばかり・・・。

これを一人の人が専門家になってやるなんてのは、
とても無理!!

新しい国家の設計をあらためてする必要があります!

2012年12月11日火曜日

デフレの脱却



 自民党安倍総裁がデフレ解消について言及しているため、議論が活発になってきているようです。デフレは世界でも日本だけという
状況なのですから、これは歓迎すべきことです!

 しかし、「金融緩和だけでデフレが脱却できるのか」という問題については、少し懐疑的です。私は、日銀や財務省の多くの方々同様、法学部出身なので(もちろん、大学は最高学府ではありません・・)、経済のことはよくわかりませんが、経済というのはもっともっと実態経済に近いものなのだと思います。

 金融緩和はきっと必要なのでしょう。しかし、それでお金が市中に回るとは思いません。そのうちお金はでてくるのかもしれませんが、銀行や大企業が貯めこんで終わりなのではないでしょうか。

 それよりは、超低所得者に現金を配る、または、期限付き商品券を配るということをした方が、一気に経済はあがるのではないでしょうか?昔、公明党が商品券を配るということをやりましたが、そのときは総額が少なく、配ったのは老人と子どもだったと思います。今回は必ず使う人に配るということです。この方法は、実は、あの悪名高きヒトラーがやった経済政策です。そのときは、効果がでています。

2012年11月7日水曜日

田中大臣の3大学不認可問題の方向性

田中大臣の3大学不認可問題。

田中大臣が言っていることは至極真っ当である。

・大学の質が落ちているから、上げなければならない
・大学経営も認可基準に入れないと創造学園のようなことになる
・よって、認可基準を変更すべし!

これだけみれば、誰もが賛成するだろうが、
これまでの基準で進めてきた3大学にとっては、関係ないことだ。
法に遡及効はないので、これは法律違反の可能性すらある。

しかし、さらに田中大臣の言う

・認可も受けていないのに建物を建てている
・認可も受けていないのに生徒を募集している

というのは、確かにオカシイ。

よって、田中大臣の方向性は正しいが、
3大学は認可せざるを得ない。
何ら落ち度がないからだ。

方向性が正しいのに、
提起の仕方が間違っていた残念な結果だ。
確かに、次回の認可時には政権にいないことはほぼ間違いないから、
焦りもあったのだろう。

2012年11月6日火曜日

iPhone5への機種変更は止めにした!

温度も20度を切り、かなり寒くなってきた中、今日は雨が降って、相当な寒さとなった。かなり厚手のコートを羽織ってはきたものの、首にもストールもしてきたらよかったなと思ったりもするほどの寒さだ。

iPhone4Sを使う自分のところへ、ソフトバンクから20000円での買取&基本料金の1年間半額のメールがやってきた。

”これは得なのか、損なのか?”

”そもそも、機種変更が必要か、不要か?”

などといったことが頭をめぐる。そんなことが頭をめぐりながらも、とりあえず、ヤマダ電機へ行き、綺麗な女性の店員さんに聞いてみる。

「4Sをどのぐらいお使いですか?」

いつから使っていたかな?まだ1年ぐらいだろうか?

「それですと、余計に毎月2500円ぐらいかかりますね」

それが1年かかるとすると、3万ぐらい余計に払うことになる。
それでもメリットがあるのかどうか?

「また来ます。ありがとうございます」

と告げ、踵を返す。

うーーーん、いらないか・・・。
確かにスピードが早いというのは羨ましいが、別に遅くてもいいじゃないかという別の自分もいる。

よし、いーーーらないっと!

のぼうの城~徳の現れ方~

「のぼうの城」を読んだ。
映画も上映中の作品だ。
結論を先に言うと、傑作でした!!!

のぼうの城 上 (小学館文庫)

石田三成とのひとつの戦争を描いたものだが、
常に爽やかさ、清々しさを感じる作品だ。

のぼう様と言われる城代が主人公なのだが、
家来だけでなく、領民にも馬鹿にされている。

しかし、彼は、彼らから愛されている。

戦わないはずの戦争だったが、戦うことになったとき、
領民はのぼう様のために立ち上がった。

人の「徳」というものは不思議なものだ。
圧倒的に徳が現れる人もいれば、
のぼう様のように、ふとしたときに実は「徳」があったのだと気づくような人もいる。

こういう人たちは「徳」というものを気にしていないようだ。
凡人は気にするしか、それを身につけることはできないだろうが、
それでも、身につけられれば、のぼう様のように愛される存在になるのだろうか?

2012年10月10日水曜日

組織戦略の考え方~意思決定できない組織~

組織作りの基本は官僚組織である。
様々な組織形態が試されてきたが、
基本はやはり、官僚組織である。
私が、クライアントから依頼されて、組織を作るときも、
オーソドックスなものを作る。
組織作りに奇策はない。

しかし、理想の組織というのはなかなか作れるものではない。
なぜなら、組織は紙の上で完成するものではなく、
所詮は人間が動くものだからだ。

理想の組織にするには、
組織を作った人の思った通りに動ける人が100%必要になる。
そんなことは有り得ない。
特に、マネジメントレベルとなると、完全に人が足りないというのが普通だ。
「誰か外にいないかなぁ」というのが、
ほとんどの経営者の決まり文句になる。

そして、その組織を完全に活かすためには、
トップの意思決定が不可欠となる。
実はこれができない会社もかなり多い。
以下、これを読んだ方が理解が早いので引用する。


「わが社では、トップが決断できない」という場合もあるだろう。
・・・
社内の公論がまっ二つに割れるような状況では決断できずに、
決定を先延ばしにしていってしまうことが生じる可能性がある。
トップが決断できない人であっても、
トップ周辺の人間がトップに無理矢理に決断を迫ることができれば、
どうにか組織は動いていくだろう。
・・・
しかし、「そのトップ周辺の人々も決断できない」という会社の場合には、
これはもうどうにもならない。
早々に転職を考えるべきであろう。」

『組織戦略の考え方-企業経営の健全性のために』沼上幹 ちくま新書より引用


といっても、こういうトップを戴く会社は、
遅かれ早かれ崩壊することは間違いない。

組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

緊急時対応不足な日本の医療

昨日の深夜、三歳の息子が急に中耳炎になり、川越救急クリニックへ。
小さな子は、突発的に病気になることが多く、
我が子もこれで三回か四回は夜中や土日に診てもらっている。


以前、この川越救急クリニックについてブログ

イジメられてる!?奮闘中の川越救急クリニック

に書いたが、
このブログ、実はかなりのアクセス数があり、
関心の高さを伺わせる。

日本の病院は、ほとんどが土日祝日は休診。
おまけに火曜休診とか水曜休診とかいうところも多い。
しかし、病気は急に襲ってくる。
我慢できる大人ならまだしも、子供は何処が痛いのかもハッキリ伝えることも難しい。
そんなとき、病院は唯一の助けとなる。

日本は医者が足りないらしい。
これから、医療難民もでかねないということも聞く。
では、国や自治体は何をしているのか?
川越救急クリニックのような、国民のためになる病院に他と同じ待遇すらしていない。
小児科も減っているらしい。子供が産まれるときに何かあって、
裁判になるということもあるということなども原因となる。

川越では愛和クリニックという産婦人科が川越の90%を超える子供を扱っているらしい。
どう考えてもおかしい。
国は、この少子化という時代に、子供が安心して産める環境を整えなければならない。
それは、金銭的なことは勿論、医療や教育、出産、すべてを整えなければならない。
今回の野田改造内閣では、少子化担当相が、金融担当大臣と兼務らしい。畑違いも甚だしい。
人が一生を安心して過ごせる国家過ごせる作りが政治のなすべきこと。

・安心して出産できること
・いつでも安価に医療にかかれること
・高度な技術力
・医療関係者が安心して医療活動ができること

があげられる。
それには、いまより多くの社会保障費がかかる。
その分、他から削るしかない。
また、これをやることで、医療ビジネスからの税収も増えるはずだ。