2012年6月11日月曜日

カントのいう『専制』が日本で起きている

『厳密にいうと民主制は必然的に専制になる。
というのは民主制の行政権のもとでは、
一人(同意しない者)がいても
全員の賛同とひとしく、
その結果として、
全員ではない全員が決めていくことになる。』
「永遠平和のために」カント 集英社
 
まさにこの言葉が響く昨今だ。
多くの国民、多くの政治家が反対しても、
原発は再稼働する。

民主制という国の仕組みからして、
カントがいう専制にならざるをえないということは理解できる。
建前では、それは国民が選んだということになる。
しかし、ヒトラーも国民が選んだ。

今、世界は結果的には、民主主義が最も優れた仕組みと考えている。
しかし、新たな仕組みというものを考えてもいい時代にきているような気もする。

永遠平和のために


2012年6月8日金曜日

原発再稼働への総理の決断

国民生活を守るために原発稼働。
国民生活を守るために原発は稼働しない。

この二つは次元が違う気がするのだが、たった一年前の事故をもう軽んじているようにしか思えない。

2012年6月5日火曜日

自らを律する人がこれからの時代に必要だ

スティーブ・ジョブズはアナーキーな状態のアップルに「責任」という概念を持ち込み、最悪の状態から、世界一の企業に育て上げた。

『アップルには自由な反面、意外なほど厳格な部分もあります。・・・上司からの業務命令は絶対で「右向け右」と言われたら右を向かないと辞めさせられると言っても大げさではないほどなのです』
                  「僕がアップルで学んだこと」松井博 アスキー新書より引用

多くの会社にはこの当たり前の概念の「責任」というものがない。また、アップルのような業務命令に絶対という厳しさもない会社も多い。

責任を果たさず、業務命令にも従わず、自らの権利だけを声高に述べる人は多い。

人間は弱い。
ラクな環境があれば、そちらへ逃げようとする。
それを制約することは、なければそれに越したことはないが、必要悪の一つだ。

会社が本当に社員のことを考えれば、
この「責任」を果たさせることや、制約を課すことは、
その人にとってプラスになるはずだ。
この本に書かれているように、自由だけが、人の創造性などを伸ばすわけではない。

しかし、残念ながら、会社も社員のことを本当に考えているとはいえない。 
社員の要望に答えるだけが社員のことを考えているということにはならない。
社員に徹底的に厳しくすることも社員のことを考えているということにはならない。
中庸が大事だ。。。

このように考えると、やはり会社という組織自体が、
もう少しで賞味期限切れになるのかもしれない。
会社は学校ではない。
様々なルールを作り、それに従わないものには罰を与える。
当たり前のことなのかもしれないが、嘆かわしいことだ。

人は自らの力で自分を律することができるはずだ。
増長しないこと、責任を果たすこと・・・。


僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)




増長する社員を抑える秩序

『ジョン・スカリーやマイケル・スピンドラーがCEOだったころのアップルというのは、
顧客よりも自分の都合を優先する社員たちを増長させ、
履き違えた自由を許してしまっていました。
人間とは周囲に流されやすい生き物ですから、
ラクな方へラクな方へと流されていきます。
会社はそんな人間の集合体です。
ですから一度悪い流れができてしまうとズルズルと悪化の一途をたどっていきます』
「僕がアップルで学んだこと」松井博 アスキー新書より引用

人間は弱い。
しかし、だからといってルールを作って、がんじがらめにすればいいということでもない。
程よい秩序が必要だ。

増長する社員も悪いのだが、
増長した社員のゴネ得を許してしまう会社はもっと悪い。
アップルの場合は、スティーブ・ジョブズの復帰により、
秩序がもたらされ、その後の快進撃に結びついた。

上記書籍に書かれているように、
人間はラクな方へ流されるものであり、
その集合体である会社が秩序を作らなければ、
ただの無法集団になるだけだ。

毅然とした会社そして経営陣の姿勢が組織崩壊を防ぐはずだ。

僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書)

2012年5月28日月曜日

イジメられてる!?奮闘中の川越救急クリニック

息子が腹痛と発熱を起こして、私と妻はアタフタ。

日頃いきつけの病院は、土曜日は午前中だけ診療、日曜は休み。
そして、他の病院も同様。
ふと、以前一度だけ、息子が深夜の腹痛により探しに探した

川越救急クリニック

のことを思い出して、すぐに向かった。
土日は診療している。

行ったら、息子の状態はたいしたことはなく、大丈夫で安心をした。

私が待合室で待っていると、新聞の切り抜きが貼ってある。
暇なので読んでみると、
なんと、

「県から救急告示病院の指定を受けられず、指定病院がうけている診療報酬の救急加算がうけられず、厳しい運営を強いられている」

「休日当番医など市の刊行物にも表記されないため、救急病院として市民に認知されていない」

という記事が・・・。

これはイジメか???

なんで、埼玉県や川越市はこういう病院を応援しないんだ?

そういえば、私もどこの病院も判を押したように、土日の診療はやっていないから、
インターネットで探して、見つけたのだったな。

エンゼルバンク(三田紀房)というマンガで、
2025年に東京23区に家のある人は大丈夫だが、
特に千葉や埼玉に住んでいる人は、
人口数当たりで必要な医者の半分しかいないので、
急病のときに救急車でたらい回しになる可能性があるらしい。

しまった!埼玉に住んでしまっている・・・。

県や市も、こういう大事な病院にこんな仕打ちをしている。
改善されるとは思えない。。。

国は社会保障制度を何とかしないと膨大な費用が毎年かかっている。
しかし、反面、医者が足りない。

予防医療や共同体(コミュニケーションの場)の構築、電子カルテなどなど、
まだまだできることはあるはず。

とにかく、こういう病院には、本当に頑張って欲しい。
2億の借金を背負って開設して、経営はトントンらしい。。。

がんばってください!上原先生!






独立国家のつくりかた

『やりたいことは無視して、自分がやらないと誰がやる、ということをやらないといけない。しかも、それは実はすべての人が持っているものだ。絶対に。なぜなら人間は考える葦というじゃないか。考えているのだ。自分の得意なこととかやりたいこととかはどうでもよくて、ただ考えている。それを口に出す』
-「独立国家のつくりかた」坂口恭平より引用-

「やりたいことをやる」
ということがいいのだ!ということが昨今言われてきた。
しかし、著者はそれを一歩進めているように感じる。
「自分がやらないと誰がやるということをやらないといけない」
と言っている。
それも、それはすべての人が持っているという。

自分がやらないといけないこと、考えるだけでも、いくつも浮かぶ。

いつの間にやら、
いろいろな言い訳、逃げを行なってきたようだ。

すべての人が、自分がやらないと誰がやる、ということをやれば、
日本だけでなく、世界が変わるはずだ。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

2012年5月25日金曜日

元人気企業社長のやってしまった経営ミス

先のことで終始するということは残念な結果を引き起こす。

下記のリンクは、元ワイキューブの社長の告白インタビュー記事である。

高額給与は社員のためにならず・・倒産した元人気企業社長の告白

私は、この記事の元となる本も拝読したが、
社長はある理念をもって、経営を行なっていた。
しかし、それのいくつかが間違っていたということだ。

長は、自社を人気のある企業にしたかった。
そして、バーをつくったりもしたし、給料も破格の給料にしようとした。
しかし、経営が傾いてくると、その給料が持つわけもない。

完全な間違いも、完全な正解もない経営という課題に対して、
いくつかは成功したが、いくつかは失敗し、結果、倒産したということだ。

記事によれば、
社員が、今の給料は自分の能力が高く評価された結果だと考え始めてしまい、「給与が上がったからもういいや」と守りに入ってしまう人が多かったですね。そして給与が下がった途端に、多くの人が辞めていきました。』
とある。

給料を至上命題にしてしまうと、こういう結果になる。
”高く評価された”というのは、おそらくは、とんだ勘違いである。

会社には、仕組みが必要だ。
社員のためにも、勘違いさせてはいけないのだ。
可愛い部下もいるが、勘違いさせることは、その人のためにならないどころか、
大きな足枷となる。

かし、社員もそれを求め、会社もそれを与えた。
倒産は必然だったのかもしれない。


社員も会社も、給料や待遇という目先のことだけを考えて走った結果である。


私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日