その法則を少しずつでも築いていければ、収益面では盤石な会社ができあがる。
1)顧客数の確保
なるべく多くの顧客を確保し、売上の分散をする。一つの会社に売上の多くを依存している状態は避けなければならない。
多くとも1つの顧客の売上シェアは20%以内にしたい。
2)複数事業の創造
一つの事業では景気の波や法律改正などの突然の変化に対応できなくなる。複数の事業を走らせて、複数の収入源を確保することで、
安定性が増す。
3)固定収入の確保
極端な話、毎い月売上ゼロから売上を築いていくというのは、非常にリスクが高い。
毎月、少なくても、例えば、アウトソーシングのような1年以上の契約がある売上を
確保しておくと、経営が安定する。
4)固定費の削減
固定費、つまりは、売上が上がろうが上がるまいがかかる費用をなるべく減らすことだ。ほとんどの会社は、人件費が最大の固定費になる。
人件費もやりようによっては変動費になる。
工夫しよう。
5)固定費の変動費化
固定費は、なるべく変動費化するべきだ。変動費とは、売上に比例してかかってくる費用のことだ。
人件費その他、なるべく多くの費用を固定費から変動費にかえることで、
売上が少なくなっても、費用が少ないために、耐えられる。
6)人件費の抑制
給料というのは、『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』
という本によれば、労働力に比例して上げ下げするものではない。
人件費を抑制するためには、なるべく労働価値の低い仕事で、
売上が上がる仕組みを築くことが重要だ。
7) 銀行借入に頼らない
銀行は調子のいいときには、いくらでも貸してくれるが、悪くなると途端に態度が変わり、貸してくれなくなる。
経営を銀行に頼るようになると、その会社は終わりだ。
銀行からは原則として借りない。
資金調達は、投資家からの調達など直接調達にすべきだ。
その場合は、当然、投資家に利益をもたらす必要があるが・・。
8)マーケティングの実施
事業環境というのはめまぐるしく変わる。マーケティングを行うことがリスクヘッジにつながる。
当然、100%成功する事業などない。
しかし、成功の確率は確実にあがる。
9)マネジメントの充実
多くの企業では、マネジメントという言葉はよく使われていても、実際にマネジメントが行われている企業は少ない。
しかし、マネジメント機能がなければ、
組織を成功に導くことはできない。
簡単そうに、9つ書いたが、
それぞれを実行することは非常に難しいかもしれない。
しかし、社長一人でやる必要もない。
できる人にアウトソーシングしてもよし、
パートナーとやるもよし。
そのぐらいの投資は、効果の方がはるかに大きい。
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